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わけあり物件!東野圭吾「あの頃の誰か」感想【ネタバレ】 [評価・感想]

東野圭吾氏の短編集「あの頃の誰か」について書いてみようと思います。

この本のあとがきによると、収録作品は、過去になんらかの形で発表されなかった、わけありのものらしく、「わけあり物件」として紹介されています。






ちなみに、各収録作品が発表されなかった「わけ」とは…

・シャレードがいっぱい
掲載誌を出版していた会社がつぶれたため、発表されることはなかったそうです。
ちなみに、この作品は、バブル景気の頃に書かれたため、そういう意味で時代遅れになってしまいましたが、バブル当時の時代背景を楽しみながら読むといいかもしれません。

・レイコと玲子
「シャレードがいっぱい」と同じつぶれた会社の小説誌に掲載予定だったようです。

・再生魔術の女
簡単に言うと、締め切りに間に合わなかったような感じの作品だったようです。

・さよなら「お父さん」
作品に不満だったため、発表されなかったとしています。
ちなみに、この作品は長編小説「秘密」の原型になっているそうです。

・名探偵退場
この作品は、東野圭吾氏が若手作家グループに入っていたときに、そこの作品集に収録されていたようです。また、この作品は、天下一シリーズの「名探偵の掟」のルーツとなった作品のようです。

・女も虎も
出版社の企画で、書かされた作品で、収録のチャンスがなかったと説明されています。

・眠りたい死にたくない
収録のチャンスがなかったと説明されています。

・二十年目の約束
東野圭吾氏自身が気に入らなくて、書きあげた後も読み返すこともなかった作品だということですが、編集者の強い勧めで読み返してみると、そう悪くはないということで、今回収録されたようです。


さて、この本を読んでみた私の感想ですが…

ネットで調べてみると、結構、この小説を酷評しているレヴューが目立ちますが、私は、そう悪くはない短編集だと思いました。
むしろ、東野氏のヒット作「秘密」や「名探偵の掟」のルーツとなる作品が収められていますので、東野圭吾ファンなら一読しておくべき小説だと思います。
また、短編集って、アタリの作品ばかりより、ハズレの作品もある方が、読んでいて面白いと思いですからね。







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